日本では大晦日に大掃除をするが、アメリカでは「スプリング・クリーニング」といって春先に大掃除をする習慣がある。
ちょうど衣替えとも重なるし、暖かくなって窓も開けられるし(換気)、動きやすくなるし、大掃除にはいい時期だと思う。
ミニマリストや断捨離が流行って何年も経つが、アメリカでも去年あたり「こんまり」が流行り、職場でも片付けることを「コンマリイングしている」など動詞化して使っている人もいるぐらいだ。
私も家中のモノを減らしたくて片付け始めた。
片付けているとどんどんエンジンがかかってしまって、あれもこれもとドネーション・ボックス(バザーのため寄付を頼まれるとそのまま出せるようにしている箱)に入れたくなってしまう。
そこで改めて気づくのは、日本の百均やアメリカのダラーショップで買った便利グッズは、ほとんど使わないということ!買った当時は喜んで使っているが、すぐに使わなくなる。
例えば、収納ケースや収納バスケット。ごちゃごちゃと入れてあったものを片付けると収納ケースそのものが不用品になる。
靴を上下に重ねて収納するラック(片足分で一足が収納できるというあれ)は、日本の百均で見つけたとき大喜びでいくつか買ったが、夫の靴が大きすぎて全然使えなかった。日本人でもメンズの靴は無理じゃない?あれを使えるのはハイヒールとパンプスと小さな靴だけだよね。子供靴も足首が隠れるものはカカトがつっかかって入らなかった。
逆に大変重宝しているのは、日本の百均で買った洗濯ネット、パソコンのキーボードカバー。でももう増やさないようにしよう。
百均じゃなくても、収納ケースは使わないね。アート&クラフトの店で買った持ち運びができる収納ケースも、結局大きめの茶封筒(黄色い封筒)がギッシリ入って地下室に置きっ放し。ほとんど無意味。
私自身を含めて、うまく片付けられない人ってだいたい収納スペースや収納ケースは使いこなせていない。部屋中めちゃくちゃなのに収納スペースが空っぽ、ってことが多い。私もそういうところがあるからよくわかるんだけど、収納してしまうと見つからなくなるような気がするのと、見えないところにギッシリと何か詰まっているっていうのが苦手なんだと思う。
ちょっと使って、またすぐ使うときのためにちょっとその辺に置いて・・・その繰り返しであっちこっちにモノが散乱。そしてどっちにしろ見つけられない、というパターン。だから収納ケースは片付けられない人にはご法度です!
テレビの片付け名人がよく綺麗に収納して見せているけど、たぶん一ヶ月後に、収納ケースは空っぽで外にモノが散乱しているね。
私は自分がよくわかっているからこそ、モノを増やしたくないのだ。
モノを探したくないから、片付ける場所はきちんと決めたいのだ。
でも子供がいるとなかなか思い通りにはいかないから、結局できるだけモノを減らすしかない。でも学校や家の中でなくされてどうしても見つからず、結局買うことになったりするものも多く、本当にうまくいかない。
さて、ほかにも多いなあと思うのは、義母や義姉妹たちからクリスマスにもらったもの。
贈り物をする習慣、本当にやめてほしい。
女性は国籍や人種を問わず買い物が大好き、お買い得品はもっと大好きだから、クリスマスなんか女性はストレス解消のために買い物をしている人も多いと思う。自分が可愛いと思った雑貨を、罪悪感なく買えるチャンス(使い道も深く考える必要がない)。
義母はブレスレットが大好きだ。でも私は大嫌い。手首に何かあるとなぜかビリビリ電流が流れるような気がするから。
義母は私がブレスレットをしないことに気づかないようで、よくくれる。ありがたいことにある程度のお金は払っているだろうなと思われるものをくれるので、二束三文で売られるバザーなんかに寄付したくない。すると使わないのに溜まってきて困る。
だから、クリスマスはもうほしいものをちゃんということにした。手袋、スリッパなど。それならちょっとお金をかければ上等なものが買えるし、こっちも助かる。
義姉妹にはオーガニックのボディソープやローション、リップクリーム、と伝えたら、それらをくれてありがたかった。ただし翌年はメイド・イン・チャイナのボディソープとローションのセットをくれるようになってしまい、これは未使用のままバザーに寄付している。中国製といえど$10はしただろうから、こんなのをくれるならオーガニックの石鹸1つのほうがまだマシなのになあ。でも安くて見栄えがするものとなると、石鹸1つのわけにはいかないんだろう。
毎年ちゃんと言っておかないと、すぐにどうでもいい置物をくれるから困る。雑貨屋さんで見ると「可愛い〜!」となるけど、家に持ち帰るとゴミになる類のグッズ。
派手な柄の、巨大なガラスボウル。
天井からつるして使うガラス製の植木鉢。
可愛い一輪挿し。
窓に下げるステンドグラス(くさりの部分がすぐ壊れた)
サンキャッチャー。
ウィンドチャイム。
人形。
卓上フレーム。
空中に浮いたように見える磁石入りの地球儀。
どれもこれも、それだけ見ると楽しいし、使えそうなんだけど、これをセンスよく全部家に飾ることは私には無理だし、モノが増えすぎて埃を掃除するだけでも大変。だから、要らないの・・・。そして何より、これを私のために選んでくれて、たとえ数ドルでも私のためにお金を払ってくれたのにバザーの寄付直行というのが、もったいなくて申し訳なくてたまらない。塵も積もれば山となる、だよ。
一番嬉しいのは、義父がくれるビザのギフトカード。これは忘れないうちにすぐにスーパーで使う。これだけの食材や生活用品を義父が買ってくれたと思うと、ありがたくてありがたくてたまらない。本当に助かる。
さて、何をドネーション・ボックスに入れるか。ガレージセールはたぶん一生しないと思うから、私にものをくれないでください。
#
by formyblog68
| 2019-05-28 02:14
| 独りごと